九段下の駅を出て境内へ向かうと、まず目に入るのが大きな鳥居。見上げればその向こうに、青々とした大きな空と、陽射しを受けて輝く濃い緑が目に入ります。その鮮やかさは、ここが都心であることを思わず忘れてしまうくらい。
夏の風景を探してあるく、靖國さんぽ
照りつける日差し、濃くなる木々の緑、青く広がる空。
ふと足を止めたくなる“夏の景色”を探しながら、夏の靖國神社を散歩してみました。
大きな鳥居の向こうに、青い空と濃い緑
夏の桜を探して
靖國神社といえば、桜。東京地方の桜(ソメイヨシノ)の開花を知らせる標本木が境内にあることはよく知られているけれど、実は春だけでなく、年中桜を楽しむことができるんです。
それが、第1鳥居の右側、外苑にある「さくら陶板」。令和元年、御創立150年の記念に、各都道府県の陶工が各地の土を用いて焼き上げた桜が展示されています。桜にはそれぞれ地域の特徴が表現されているので、一つ一つ眺めながら歩くのもなかなか楽しいんです。緑が繁る木陰には、ベンチもたくさんあって、桜を眺めながら休憩している人の姿も。
参道にある、外苑直営ショップSAKURAでも、さまざまな桜グッズが販売されています。桜の花をかたどったマグネットの「Kaze guru ma 桜」は、桜の花がくるくると回って、涼しげ。1個入りと、3色の桜がセットになった3個入りがあります。
大手水舎にさやさやと流れる水音が耳に心地よい
神門の手前にある大手水舎は、神域に進む前にお清めするための場所だけれど、竹筒からさらさらと流れおちる水音は、いつまでも聞いていたくなる心地よさ。しばし耳を傾けて、ささやかな涼を味わってみるのもいいかも。
優雅に泳ぐ神池の錦鯉
おさんぽするならおすすめは、拝殿の奥にある神池庭園へ。池を中心にぐるりと園路を歩くと、見える景色が変化する回遊式庭園で、池のなかには錦鯉が悠々と泳いでいます。この錦鯉は、上越新幹線の開通などを記念して奉納された、新潟県の特産なのだそう。
参道をもどって、カフェでひとやすみ
帰り道に寄りたいのが、参道沿いに立つatticroom YASUKUNI GAIEN。靖國神社創立150周年事業で建てられた外苑休憩所内の喫茶スペースを、渋谷や新宿で人気のカフェが運営しています。名物のメンチカツや、3種類のフレーバーが選べるフレンチトーストなど、メニューはおいしそうなものばかり! せっかくなので、ここでしか味わえない抹茶ベイクドチーズケーキと、桜の模様が浮かび上がるピクチャーラテをチョイス。ピクチャーラテは、6種類の絵柄の中から、好きな柄を選ぶことができます。
のんびりお散歩するのも気持ちいい! 紅葉の季節も楽しみ♪
神社は神聖な参拝の場所だと思うと、ちょっと敷居が高くなりがち。でも実際に足を運んでみたら、気持ちのいい木陰や休憩スポット、可愛いグッズもあったりと、お散歩コースにもぴったりなんです。切り絵や刺繡が施された季節限定の御朱印も可愛い! 秋には参道が赤や黄色に染まって、また違った美しさに。季節ごとに表情を変える神社、時間があるときにぜひお散歩してみてくださいね。