この展示が生まれたきっかけは、神社への一本の電話だったそうです。
とある解体業者さんが、取り壊し予定のお宅を片づけていると、屋根裏から古びた紙の束が出てきたそうです。何気なく開いてみると、それは、戦争中に馬たちを戦地へ送り出したときの記録でした。
なんてことない記録資料。でも、捨ててしまうには忍びない。でも自分で持っていてもどうしようもない。——そう思った施主さんが解体業者さんを通して「神社にこの文書を奉納したい」とご連絡をくださったのです。
そのようなことがきっかけで、「令和8年の午年の特別展示は、馬に関する展示にしよう」ということに。屋根裏で眠っていた紙の束は、時を超えて展示ケースの中で光を浴びることになりました。