まずは、内苑参道のドライミストです。以前から参道の脇に設置していましたが、列に並ぶみなさんにまんべんなく霧が届くよう、置き方を少しずつ見直してきました。端のほうにいらっしゃる方だけでなく、参道の中央部を歩く方にも当たるように、という工夫です。
神門までの道には、ミストと大型の扇風機が並びます。両脇から風を送り、暑さをやわらげる狙いです。参集殿の前にもミストを用意し、暑さのなかを進むみなさんを、あちこちから静かに支えられるようにしました。
くだんびより
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9月に入り、境内の空気は一気に涼しくなりました。あの暑さが嘘のようですが、1か月あまり前の8月15日には、たくさんの方がお参りくださいました。朝からの長い列は、日が暮れるまで途切れることがありませんでした。
年々、夏の暑さは厳しさを増しています。だからこそ今年は、例年以上に暑さ対策を整えてお迎えしました。今回は、8月15日にどんな暑さ対策をしていたのか、お話しさせてください。
まずは、内苑参道のドライミストです。以前から参道の脇に設置していましたが、列に並ぶみなさんにまんべんなく霧が届くよう、置き方を少しずつ見直してきました。端のほうにいらっしゃる方だけでなく、参道の中央部を歩く方にも当たるように、という工夫です。
神門までの道には、ミストと大型の扇風機が並びます。両脇から風を送り、暑さをやわらげる狙いです。参集殿の前にもミストを用意し、暑さのなかを進むみなさんを、あちこちから静かに支えられるようにしました。
その先、中門鳥居から本殿側には、ミストを吊るすための支柱になるものがそもそもありません。そこで活躍するのが、大型の送風機とミストを一体にした装置です。バズーカのような存在感ある見た目で、パワフルに風とミストを送り出していました。
ミストは、お子さま連れの方にとりわけ喜んでいただけました。お子さんを抱っこしたお父さん、お母さんが、ミストの近くに寄ってきてくださる姿もありました。立ち寄るご家族の姿が、担当した職員の印象に残っています。
暑さ対策は、設備だけではありません。靖國神社を支える崇敬奉賛会の青年部「あさなぎ」が、8月15日、神門の前で麦茶やひんやりグッズをおくばりしました。
これまでは、「取りに来られた方」に麦茶をお渡しする形でした。今年は、おくばりする場所を神門の前にも増設するとともに、参拝の列にこちらから入っていって、並んでいるみなさんに声をかけながらお渡しする形に改めました。参道の混雑で列がなかなか進まないなか、飲み物も買いに行けないみなさまに、水分補給をしていただくためです。
列の中でおくばりしたのは、麦茶ではなく水です。歩きながら受け取っていただく分、こぼれて服が濡れてしまうことがあるからです。
今年は新たに、紙製のサンバイザーと、繰り返し使える瞬間冷却剤もおくばりしました。冷却剤は神門前だけでなく、列に並ぶ方のところまで届けに行き、声をかけながらお渡ししました。
数字にも、その日の熱量が残っています。ふるまった冷たい麦茶は14,176杯、参道でおくばりした水は14,320杯。瞬間冷却剤は21,638個、紙製のサンバイザーは3,767個。あさなぎのメンバーは延べ53人。神門前での麦茶のふるまいは午前9時から午後4時まで、参道での水くばりは、応援の手も借りて午後6時の閉門まで続けました。
おくばりしたサンバイザーや冷却剤は、空をイメージした水色を基調にしたデザインにしました。そこに描かれているのは、白鳩です。靖國神社では8月15日に、白い鳩を放つ行事も行われています。そのことをあまりご存じない方にも、鳩の絵柄を通して、知っていただけたら——そんな思いを込めています。
冷却剤は使い捨てではなく、冷凍庫に置いていただくことで、繰り返しお使いいただけます。来年参拝するときには、また利用していただけたらうれしいです。
これからの季節、境内は一年でもっとも歩きやすい時期を迎えます。それでも日中はまだ汗ばむ日もありますので、水分をとりながら、無理のないペースでお参りいただけたらと思います。靖國神社は年間を通して、みなさまに安全に、静謐に参拝いただけるよう、これからも場をお護りしていきます。みなさまのお参りをお待ちしております。
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